新年度になって新しいクラスがスタートする時、ババロアが必ずしていたことを紹介します!
学校という場所は「間違い」に対しても敏感な部分があって、間違いを恐れるあまり自分の意見を閉じ込めて生活している子どもが多くいます。
ババロアの担当する学級では「間違い」に寛容で、「いいね!」を見つけられる子どもを育てるために新年度になると必ず行っていた取組があります。
今回は、ババロアが1学期に行う学級経営をご紹介したいと思います。
・安心感のある学級づくりの参考になります。
・チャレンジする子どもを育てる実践を知ることができます。
自分を語る学級経営
初めて学級に入る時に必ずするのが「自分を語る」学級開きです。
教師自身が子どもたちの前で自己開示をして、教室が「自分の考えが間違いだったとしても、自分を語ることのできる居場所」だと子どもたちに感じてもらいます。
※自分を語る学級開きの取り組みについては学級開きで子どもと教師を一気に近づける【自分にしかできない学級開きをしよう!】 – べんブロをお読みください!
子どもたちが心を開いて話をするのは、「この人になら話しても大丈夫。間違っていても受け入れてくれる。」という先生だけです(否定ばかりされたら話す気も無くなりますよね)。
問題が起きた時、教師がいくら「話してほしい」と言っても、日頃からの子どもの関わりがなければ何時間粘っても話をしてくれません。
一年間ともに時間を過ごす子どもたちに「話しても良いという安心感」を感じながら生活してもらうための第一歩として自分自身を語ってみてください。
絵本の読み聞かせで思いを伝える
言葉にするのが苦手な私はよく絵本の読み聞かせを活用します。
「こう感じてるんだけど、上手く言葉にできないな~」というモヤモヤを絵本が伝えてくれます。
年に何度か読み聞かせをするのですが、自分のクラスや学年で1学期に必ず読み聞かせをする絵本があります。それは、教室はまちがうところだという絵本です。
「手を上げて自分の意見を言いたいけど、間違ったらどうしよう。。。」とドキドキして、結局何も言えない子どもたちの背中をグイっと押してくれる絵本です。
「間違ってもいいんだよ!」「間違いも含めて認め合おうよ!」という私の思いを上手く伝えてくれる絵本で、大好きな絵本です。
「上手く子どもたちに伝わらないな~」という時は、絵本の力を借りて伝えてみるのもおススメです!
いいね!を伝える学級通信
言葉で伝えるのが苦手な私のもう一つの取り組みが「学級通信」です。
年間通しての取り組みですが、特に1学期は気合を入れて発行しまくります!
毎年100号くらいは発行していましたが、正直かなり大変でした!笑
しかし、思いを伝えるのにゆっくりと時間をかけて文字にすることで、自分自身の気持ちの整理にもなっていました。
基本的には子どもたちの様子で「いいね!」と感じたことを伝えるのですが、
「〇〇さんが~してくれて本当に助かりました!みんな気づいていたかな!?」
というように、「いいね!」と思えたことをみんなに伝え続けます。
子どもに伝えるのが目的ですが、自分の「いいね!」を伝えてもらった喜びを子どもが保護者に伝え、保護者との関係も深めることができるのです。
毎日でなくても学級通信を発行し、「いいね!」を伝え続けると、子どもと保護者の関係も深めることができクレームもかなり減ります(担任としての自分の考えを理解してくれるので)。
大変な取り組みでしたが、子どもたちを思い浮かべながら学級通信を書く時間は楽しく、ワクワクする時間でした!
学級担任を持つならぜひ挑戦してほしい取り組みです!
まとめ
1学期の学級経営が、その1年を決めるとも言えます。
行事も少なく、クラスを固める時間もあまりない1学期ですが、だからこそ担任からの仕掛けが必要です。
子どもが「間違い」に対して恐怖心を持たない取り組みをして、子どもにとっても教員にとっても居心地の良い空間を作っていきましょう!
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