こんにちは、TOMOです!
「ICT環境を活用したいけど、実際にどのように活用すれば良いか分からない」という方は多いと思います。
【ICTを上手く活用している授業の特徴】
✅パソコン以外の機器を使っている
✅ICTを使うことが目的ではない
✅授業内容に合わせてICTを活用
✅パワーポイント以外のツールを利用している
✅デザインの知識やセンスがある
ICTを活用し始めると、ICT環境なしでは授業ができない体になります。— ババロア@教育ブロガー&教育活動家 (@blogger_study) 2019年4月27日
「ICT=パワーポイントを使った授業」と考える先生も多くいますが、そうではありません。
もちろんパワーポイントも使えば良いのですが、それ以外のツールも上手く使うことによって、より学習効果が上がります。
今回は「ICT環境を上手く活用した授業」について掘り下げていきたいと思います。
ICTを使うことを目的にしていませんか?
ICT(情報通信技術)を利用した授業は魅力的であり、授業者が上手く活用することで授業の学習効果も上がります。これは私自身経験からも間違いないでしょう。
しかし、ICTを使っても学習効果が上がらない授業も多々あります。
それは、ICTを使うことを目的にした授業を行った場合です。
ICTを活用した授業と聞けば、PCやタブレットを用いた授業がイメージされると思います。
PCやタブレットを使って作成されたパワーポイントや動画をプロジェクターで映し出し、板書の代わりに利用する授業が多く見られますが、それだけではICTを活用しているとは言えません。ICTを使うために、板書を違った形にしているだけです。
正直、このような授業スタイルは板書でするのと大きく変わりません(板書スピードくらいでしょうか)。
パワーポイントを作成する時間のことを考えると、板書より非効率とも言えるでしょう。
せっかくICTを使った授業を行うのであれば、学習効率だけでなく授業準備の効率も上げていく必要があります!
パワーポイントだけがICTではありません
普段の板書をパワーポイントに移し替えて満足していませんか。
ICTを使う時のポイントは、板書だけでは出来ない部分をICTで補てんすることが大切です!
文字を図やイラストにする
板書の授業は文字が中心になりますが、パワーポイントなどのICTを活用することで、比較的簡単に図やイラストを使うことが可能です。
実際、文字だけでなにかを説明するのは至難の業で、人間の脳の構造を考えても図解する方が説明するのも、理解するのも容易になります。
≫”talk” “speak” の使い分け コアイメージを理解して英語力アップ【ネイティブ感覚の英会話】
実際に私も上の記事ようなイメージを取り扱う内容の時は、文字だけでなくイラストを使って説明をすることにより、一層理解しやすくなるように意識しています。
私が図解をする時に参考にしている書籍を紹介しておきます。図やイラストを用いて、より分かりやすい授業を目指す方は参考にしてください。
時間を視覚化する
PCの標準アプリの中で、「アラーム&クロック」というものがあります。
これをプロジェクターで映し出すことで、制限時間を設けたり、自分のタイムを測ることが可能です。
アラーム&クロックの使い方について書いておきますので、参考にして下さい。
①左下にあるWindowsボタンをクリック
②「よく使うアプリ」の中にある「アラーム&クロック」をクリック
③時間制限を設ける場合は「タイマー」を使用し、タイムを計りたい場合は「ストップウォッチ」を使用
時間を視覚化することで学習活動がアクティブなものになります。標準アプリのため、無料で使えるため是非ご活用ください。
動画を見せたり、音声を聞かせたり
プロジェクターが使える場合は、YouTubeなどの動画を積極的に見せていました。
言葉で説明するより実際に見せた方が学習効果が高いことは間違いありませんので(理科の実験やネイティブの英会話など)。
また、最近では安価のBluetoothスピーカーも多々販売されているため、PC.タブレット,スマホ+スピーカーの組み合わせにより、音楽を聞かせたり、英語のリスニングをさせたりすることが簡単にできます。
私は下のような比較的安価なBluetoothを使っていますが、全く問題なく利用可能です。
黒板の前で授業をしなくても良い
ICTと板書のハイブリッド型を目指しましょう
この記事では、ICTの活用方法をご紹介しましたが、私が目指す授業はICTと板書のハイブリッド型です。
授業の説明についてはスクリーンを使って、メモや指示等は板書というように使い分けをしていました。
それぞれに良いところがあるので、お互いの長所を生かしながら、ハイブリッドな授業を目指してほしいと思います。
なお、授業のアドバイス等をご希望の方は私のTwitter(ババロア@教育ブロガー (@blogger_study))やお問い合わせフォームからご連絡いただけたら、可能な限り回答させていただきます。より良い授業づくりのために頑張りましょう!
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