先生と生徒がLINEを交換する世の中に!?子どもと教員はSNSでつながるべきかを考えましょう

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学級経営

こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。

先生と生徒のLINE交換について、あなたはどのように考えますか?

 

先日、Twitterでこのようなツイートがありました。

上記のツイートは「先生がスマホ持っているなら、子どもと直接LINEを交換して対応してよ!!」という保護者の意見です。

スマホが普及した現代社会において、このような声は多くなってくるでしょう。

 

「7割以上の中高生がスマホを持っている」とも言われている世の中。すごい時代になりましたね~。

 

LINEなどのSNSをしているのは、子どもだけでなく先生も数多くいます。

それほど「先生と生徒がSNSで繋がる可能性」が増えてきました。

 

本記事では「先生と生徒がSNSやLINEで繋がるべきか」をテーマに深掘りしていきたいと思います。

中高生のほとんどがLINEで連絡を取り合う時代

snsの画像

 

スマホの所持率が高いだけでなく、スマホを持っている中高生のほとんどがLINEを利用しています!

 

SNSやLINEが普及したことにより、とっても便利な社会になってきました。

一昔前まではメールや電話が主な連絡手段だったのに、今やLINEさえあれば大体の人と連絡を取り合うことが可能です。

 

スマホの進化とトラブルは別問題として考えるべき

ソーシャルメディア

 

「ネットやスマホが進化しすぎて、トラブルが増えるんだ!!」とお門違いの意見もありますが、それは違いますね!

 

技術が進歩することは決して悪いことではなく、私たちが考えなければならないのは「技術との上手な付き合い方」です。

実際に中高生がLINEで行っていることをまとめると、

・部活やクラスのグループを作って連絡を取り合う
・グループ内で勉強や宿題の情報交換をする

主に上記2つのような使い方をしています。

 

健全な使い方だけなら良いんですが・・・。

 

LINEが浸透しているということは、「グループ外し」や「ネットによるいじめ」が発生しやすい環境なのも事実です。

このような「子どもたちの見えにくい関わり」に教員がどこまで突っ込むべきかを考えなければなりません。

 

正直なところ、私自身の考えは「スマホによるトラブルは基本的に家庭で解決してもらう」です。

スマホを買い与えて、LINEの操作を許可しているのは家庭なので、学校は基本的に関与する必要はないと思います(全く放置する、というわけではありません)。

しかし、先ほど紹介したツイートの保護者は学校による対応を期待しているわけですね。

 

家庭の判断で買い与えたものに対して、学校に対応を求めるのは「おかしい」と思いませんか?

 

それでも学校で教えなければならないネットリテラシー

しかしながら、学校でもトラブルを未然に防ぐという観点で、子供たちのネットリテラシーを高めていかなければなりません。

LINEなどのネット事業を展開している会社では、ネットリテラシーを高めるための出張講座を行なっているので、ぜひとも外部と連携していきたいところです。

»LINEの出張講座についてはこちら

 

また、ネットトラブルに関する書籍も多数出ているので、学級文庫や授業内で取り扱うことをオススメします。

 

先生と生徒がLINEでやりとりするのは普通でしょうか?

青年たちが主張

 

先生と生徒のLINE交換が増えてきている印象。みなさんは賛成?反対?

 

生徒間のやりとりの中でLINEが使われているのは当然の流れでしょう。

生徒がグループでやりとりをすることで、連絡ミスなども防げるため、教員か助かっている部分もあります。

では、先生と生徒がLINEで繋がるのはどうでしょうか?

 

先生と生徒がLINEで繋がるメリットを考えました。

・連絡ミスが少なくなる
・気になる生徒に直接連絡できる

LINEを交換するメリットはこれくらいですね。

連絡面で便利になるといったところでしょうか。

 

では、デメリットを考えてみましょう。

・プライベートと仕事の境界がつきにくくなる
・生徒の関係がややこしくなる可能性がある
・個人的な連絡先が拡散されるリスクがある
・周りから関係性を勘違いされる可能性がある

上記のようなデメリットがあります。

これらのデメリットを十分考えた上で、LINEやSNSの運用を考えなければなりません。

 

デメリットを考えれば、リスクが大きすぎます

 

子どものためを思って、とはいえリスクがありすぎです!

 

すこし厳しい意見になってしまいますが、学校で働くということは、あくまで「教員」という仕事をしているわけで「プライベートの延長」ではありません。

 

たしかに「子どものために…」という気持ちも分からなくはありませんが、社会人としてプライベートと仕事の境界をあいまいにしてはダメですよね。

 

常にリスクを考えながら行動しないと、後々自分の首を絞めてしまいます。

 

「LINEを交換しなければダメな状況なのか」「より効果的な関わり方はないのか」をしっかりと考え、子どものために、そして自分のためになる取り組みを考えるのがベストです!

 

LINE以外の方法を考える

 

LINEを交換する状況や効果を分析しながら、より良い方向を考えてみましょう!

 

先生と生徒がLINEを交換するタイミングってどのような場面でしょうか。

・生徒が「先生のLINEを教えてほしい。」と言ってくる
・「学校では言えない悩みがある」と相談される
・気になる生徒に連絡を取るために、先生からLINE交換を申し出る

上記のような場面で生徒と先生のLINEの交換が行われると考えられます。

 

では、LINEでやりとりする効果はどういったものでしょうか。

・学校にいないときでもお互い連絡がとれる
・生徒だけでなく先生も「安心感」を抱ける

基本的に大きな効果はありませんね。それよりもリスクが大きすぎます!

 

実際交換したとしても、そこまで大きな効果があるとは感じられません。

どうしても連絡を取り合いたいと思ったとしても、まずは「LINE交換」以外の関わり方を考えるのが良いでしょう。

 

特に今はGIGAスクール構想により、学校にタブレットが配備されています。

Google Workspaceのclassroomなどをうまく活用しながら、適切な距離感で繋がることをオススメします。

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ババロア
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生徒や保護者と連絡用の電話番号があれば便利!

という方は格安SIMでの運用をおすすめします。

生徒や保護者用のスマホを持つなら、

・トラブル回避のため通話のみのやりとりをする
・仕事用の電話番号取得のためeSIM運用
・勤務時間外の電話には極力対応しない
・電話代は0円に抑える

これらの3つを考えておきましょう。

ババロア
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勤務時間外に対応してしまうと、プライベートに影響が出ます。

精神衛生上、仕事とプライベートの境界線を明確にしておくことが大切です。

 

また、公務用の電話とはいえ自己負担になってしまいます。

ババロア
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予算がないから仕方ないね。

自己負担だからこそ、携帯代がかからない工夫が必要です。

おすすめは圧倒的に楽天モバイルなんですが、

・通信しなければ通話料が無料
・eSIM対応のためデュアルSIMで運用可能
・スマホを格安で買える

という超魅力的な料金プラン。

学校用のスマホ運用がしたい場合は、楽天モバイルを契約することを強くオススメします。

 

うまく付き合えば最高の道具

スマホはトラブルの元になるとはいえ、やはり便利な物です。

生徒と繋がるリスクを考えながら、うまく活用していきましょう。

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