「昨日テレビ見た?」は、“Did you see TV?”それとも “Did you watch TV?” もしくは “Did you look at TV?” どっちでもいけるのかな・・・?
英語の基本となる “see” “watch” “look” という動詞。
全ての単語で「見る」という意味を表すことが可能ですが、状況に応じた使い分けが必要です。
それぞれの英単語のイメージを理解して、使い分けられるようにしましょう!
・「見る」を表す3つの動詞を使い分けられるようになります。
・「見る」を表す動詞のイメージを理解できます。
“see”のイメージ
seeの感覚は、「景色を見る」です。
まずは自分が景色を見ている状況を想像してください。
たとえば、上の景色を見る時「きれいな景色だな~」と全体をぼんやりと見ます。
どんな景色でも、雲だけを見たり、海だけを見るのではなく、その景色全体を見ることが多いですよね?
このように “see” のコアイメージは、
「(自然と)目に入るイメージ」なのです!
意識して何かを見るのではなくて、「風景的に目に入ってくる」という特徴をしっかりと理解しましょう!
I see a movie every week.
「私は毎週映画を見ます。」
というように、映画館で映画を見る時にも使うことができます。
映画館では大きなスクリーンで映画を見ますよね。
このように、スクリーン全体を風景的に見る(目に入ってくる)状態なので「映画を見る」を表すには “see” を使うのが適切なのです!
“watch”のイメージ
watchの感覚は、「観察」です。
ファッションショーを思い浮かべてください。
I watch a show.
「私はショーを見ます。」
このような場面で “watch” を使うのですが、上のようなショーでは、モデルの動きや服装を観察しますよね。
このように、 “watch” のイメージは、
「動きや変化のあるものに注目して観察するイメージ」なのです。
先ほどの “see” は「全体を見る」のに対して、 “watch” は動きのある「対象を観察して見る」という意味になります。
Let’s watch me!!
「(私を)見てなさい!」
たとえば「料理のお手本を見せる状況」では “watch” を使います。
「料理をしている様子を見せる=動きを見せる」というように、料理をする動きを観察する必要があるので、 “watch” を使うのが適切ですね!
“look”のイメージ
look の感覚は、「注目」です。
seeは「全体を見る」イメージですが、lookは「対象を見る」イメージです。
Look at this rock!
「この岩を見て!」
「動かない対象物を見る状況」で使われるのが “look” です。
動かない対象物である岩に意識を向けて見ているので、ここでは “look” を使うのが適切です。
ここでもう一つ覚えてほしいのが、 “at” のイメージです。
“at” のコアイメージは簡単に言うと、「一つの点」です。
つまり、”look at ~ ” というのは、「一点を見つめる」イメージがかなり強い表現となります。
このように、 “look” のイメージは
「動いていない対象物を意識してみる」イメージです!
意識的ではない “see” と、動いている対象を見る “watch”とは大きく異なる動詞が look です。
まとめ
「見る」を表す “see” “watch” “look” のイメージの違いは理解できましたか。
それぞれのイメージをもう一度確認しておきましょう。
see
「(自然と)見る」
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