こんにちは、TOMOです!
英語を教えていると、よく耳にするのがこんな質問。

単語は書けるんだけど、読み方が分からない!
「英単語のスペルは覚えているのに、実際の読み方が分からない」って、とてももどかしいですよね。
このような悩みを解決してくれるのがフォニックスです。

聞いたことありますか?学校ではあまり触れないから、知らない人も多いかも!
フォニックスとは、簡単に言えば「英語の発音のルール」です。
このフォニックスをマスターすることで、英語の読み方で悩むことが激減します。
ということで、今回は「フォニックスを学んで、英語の発音のルールを知る」をテーマに書いていきたいと思います。



フォニックスで「英語の発音ルール」を知りましょう
フォニックスとは「英語の発音ルール」です。
このフォニックスを知ることで、知らない単語でも、スペルを見ただけで発音することが出来るようになります。

スペルを見ただけで発音できるなんて、最高じゃないですか!!なんで学校で教えてくれないの!?
発音などの手助けになる「フォニックス」ですが、学校では触れることが少ないのも事実です。
・教科書を終わらせるのに必死で、フォニックスの時間の確保が難しい
・英語教員も、フォニックスについてあまり知らない
主に上記のような理由が考えられます。
しかし、フォニックスを知っていると、今後の英語学習の大きな武器となります。
本記事を通して少しでも理解を深めていただけると嬉しいです。
【フォニックス①】アルファベットには2種類の読み方がある
アルファベットには「アルファベット読み」と「名前読み」の2種類の読み方があります。

2種類の読み方とは、Aには「エイ」以外の読み方があるということです!
それでは、英語の2種類の読み方について説明します。
アルファベット読み
まずは、aからzまで、アルファベットを声に出して読んでください。
どのように読みましたか?
おそらくほとんどの方が「エイ・ビー・スィー…ズィー」というように読んだと思います。
この読み方を「アルファベット読み」と言います。

アルファベットそのままの読み方だから、「アルファベット読み」という名前なんだね!
英語を学習したことのある人であれば、ほとんどの人がアルファベット読みで英語を読むことができるでしょう。
つまり、「アルファベット読み」とは「アルファベットをそのまま読んだ発音」ということです。
スペル読み
「名前読み」は日本人にはあまり馴染みがない、もう1つの読み方です。
しかし、フォニックスにおいて最も大切な読み方となります。
たとえば、Aのアルファベット読みは「エイ」ですが、名前読みでは「ア」という発音になります。
どちらかというと、英語を発音する時に使うのはスペル読みを使います。

私たちが英単語を読む時に使っている読み方は「スペル読み」が圧倒的に多いんです!
たとえば、”tap”という英単語を発音したとしましょう。
この単語は「タップ」という発音になるのですが、1文字ずつ音を確認してみるとどうなるでしょうか。
t「ティー」+ a「エイ」 + p「ピー」というアルファベットでできていますが、これをアルファベット読みしても、「ティーエイピー」という読み方になるだけですね。
ここで登場するのがスペル読みです!
それぞれの文字のスペル読みを確認してみましょう。
これらの音をくっつけて読むことで、「タップ」という発音になるのが理解できます。

英単語のスペルになると、読み方が変わるから「スペル読み」って言うんだね!
このように、フォニックスのスペル読みを知ることで、英単語の発音が理解できるようになるんです!
フォニックスの「スペル読み」をマスターしましょう
スペル読みをマスターすることで、スペルを見ただけで大体の発音を理解することが出来ます。
それぞれのアルファベットにある「スペル読み」をみてみましょう。
a | b | c | d | e | f | g | h | i |
ア | ブ | ク | ドゥ | エ | フ | グ・ジュ | ハ | イ |
j | k | l | m | n | o | p | q | r |
ジュ | ク | ル | ム | ヌ | オ | プ | ク | ル |
s | t | u | v | w | x | y | z | |
ス | トゥ | ア | ヴ | ウ | クス | ユ | ズ |

「スペル読み」の基本ルールはこんな感じでです!アルファベット読みとは全然違いますね。
スペル読みを理解することが、フォニックスを習得するには大切です。
また、スペル読みをマスターすることで、スペルを見ただけで発音できる英単語が格段に増えます。
a~zのスペル読みを何度も口に出すことで、体に染みついていくので、繰り返し読みこんでフォニックスをマスターしていきましょう。
【フォニックス②】あわせ読み
アルファベット読みとスペル読みが理解出来たら、「あわせ読み」について勉強していきましょう。
まずは「あわせ読み」について。

2つ以上のアルファベット…どういうこと??
それでは、「あわせ読み」について見ていきましょう。
たとえば、”book”という英単語を読んでみると、「ブック」という発音になります。
この発音を、スペルごとに分解するとどうなるでしょうか。
“oo” のように、2つ以上のアルファベットが重なることで、特殊な発音に変化しています。

o のスペル読みは「オ」だから、本当だったら「オオ」って発音になるもんね!!
英単語の発音の基本は「スペル読み」でOKですが、このような特殊ルールも頭に入れておけば、より発音できる英単語が増えていきます。
フォニックスのルールとして、しっかりと覚えていきましょう!
【あわせ読み①】”oo”
“school” “book” “look” などで使われます。

「ウー」のように伸ばす音と、「ウッ」のような短い音の2つがあるので注意!
【あわせ読み②】”ch”
“chance” “touch” “catch“などで使われます。

よく使われる「あわせ読み」なので、必ず覚えておきましょう!
【あわせ読み③】”ou”
“country” “double”などで使われます。

「オウ」と読む人がかなり多いのが特徴。2文字で「ア」という発音になるので注意!
【あわせ読み④】”ie”
“tie” “die” “lie” などで使われます。

そこまで頻出ではありませんが、たまに出てきたときに間違えないようにしましょう!
【あわせ読み⑤】”sh”
“shop” “shake” “cash” などで使われます。

これは定番の「あわせ読み」ですね。自然に使っているため、意識すると納得できますね!
他にもたくさんの「あわせ読み」がありますが、かなり多くなってしまうので、今回は定番のモノだけ紹介しました。
どれも大切な読み方ですので、しっかりと覚えて、読めない単語を無くしていきましょう。
【フォニックス③】サイレントe
最後に実用性の高い「サイレントe」を紹介します。

サイレントe!?なんかカッコいい!!
名前はカッコいいし、使う頻度もかなりあるのが「サイレントe」。
どのようなフォニックスのルールか説明していきます。
たとえば、”make”という単語を読んでみましょう。
これは「メイク」というように発音されますが、アルファベットを分解してみると、
このように、”m” と “k” が「スペル読み」で “a” が「アルファベット読み」そして、”e” がよく分からない状態になります。
これが「サイレントe」の特徴です。

ぜんぜん意味わからない!詳しく教えて!
「サイレントe」のをまとめました。
・英単語の最後に “e” が来る場合、その “e” は発音しない。
・単語の最初に出てくる母音(アイウエオ)は「アルファベット読み」で発音する
上記のようなルールが「サイレントe」です。
先ほどの “make”の場合、
といった感じで、それぞれのアルファベットを分解することが出来ます。
“make”以外にも”take” “shake” “bake” など、「サイレントe」が適用される英単語は多数あります。
しっかりと覚えておいてほしいフォニックスのルールの1つです。
サイレントeに該当する英単語を見つけたらピンとくるようにしておきましょう!
フォニックスで「英語の発音ルール」を知りましょう まとめ
フォニックスを知ることで、初めて見る英単語も発音することができます。

英語の発音ルールの便利さは実感できましたか??フォニックスは英単語を覚えたり、発音を鍛えるにはピッタリの勉強です!
本記事では「フォニックスの発音ルール」について、「アルファベット読み・スペル読み・あわせ読み・サイレントe」について紹介しましたが、他にもフォニックスのルールはたくさん存在します。
「フォニックスについてもっと知りたい!」と感じた方にはCDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)をおすすめします。
フォニックスの基本から応用まで詳しく説明されているだけでなく、英語の発音についても詳しく解説されています。興味のある方はぜひ読んでみてください。
学校ではなかなか教えてもらえない「フォニックス」ですが、フォニックスを学ぶ効果は大きいです。
・スペルを見ても、単語の読み方がわからない
・英単語のスペルを覚えるのが苦手
上記のような悩みを持っている方は、本記事をマスターして、苦手意識を無くしていきましょう!!
どうも、TOMOでした!
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