教員と英語学習者のためのブログ べんブロ

当ブログ(べんブロ)では、元英語教員のババロアが「学校」「塾」「英語」を中心とした記事をアップしています。学校や塾では教えられない”暗記しない英語”をテーマに、英語学習者にとってタメになる記事多数。また、現役教員や教員を目指す方(教員採用試験)向けの記事も掲載しています。

内申点って?学校でつけられる評価のすべて

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良い学校に行くために、今のうちから内申点を稼いでおかないと。勉強頑張ろう!!    

 

おお、良い心意気じゃ!ところで、どうやって内申を稼ぐつもりなのじゃ?  

 

ええっと、、、テストの点数をとるために頑張る!! 

 

たしかにそれは大切じゃな!!でも、本当にそれだけでいいのかい?あと、良い学校ってどんな学校なのじゃ?? 

 
 
 
この記事について 
・学校の評価について理解できます。
・本当の進路指導が分かります。
・学校と塾の進路指導が異なる場合の判断ができるようになります。
 
受験には必ずつきものの内申点。内申点の大部分を占めるのが評定です。
内申点の比重は各高校または都道府県によって異なりますが、自分が行きたい学校に行くためには、評定をどれだけ稼げるかが重要なポイントになります。今回は学校の評価のつけ方について説明したいと思います。
 

▼学校の評価について

1. 観点別評価とは?

学校の評価の仕方は各観点ごとに評価を行う「観点別評価」と呼ばれる評価のつけ方です。国が定めているため、すべての学校で導入されていますが、良い評定をとるにはこの評価方法について理解する必要があります。
 
では、現行の観点別評価とは、どのようなものか英語を例に見てみましょう。
 
第一観点 コミュニケーションへの関心・意欲・態度
どれだけ英語という教科に前向きに向き合えたかを評価します。学校や担当の先生によって変わりますが、提出物や授業態度、出席点を中心に点数化されることが多いです
 
 
第二観点 外国語表現の能力
表現力を見る観点です。
定期テストの英作文等の英語表現問題パフォーマンステスト(スピーチなど)を中心に評価がだされます。
 
 
第三観点 外国語理解の能力
英語をどれだけ理解しているのかを見る観点です。
定期テストでのリスニング問題の理解力や、長文読解力を中心に評価がだされます。
 

第四観点 言語や文化についての知識・理解
英語の知識や文化の理解力を見る観点です。
定期テストにおける単語・熟語問題などの知識や、異文化への知識・理解を中心に評価がだされます。
 
 
これらの4つの観点をそれぞれに評価し、評定をだしていきます。
 
ということは・・・
 
 
すべての観点で良い評価をもらえなければ、良い評定はついてこないのです!!!
 
 
 

2.良い評価をもらうには・・・ 

評定の算出方法は理解できましたか? 
先ほども述べたように、各観点で良い評価をとらなければ良い評定はありません。 
テストの点数が80点だったとしても、落としてしまった20点が同じ観点の場合はその観点の評価が下がってしまい、全体の評価を落としてしまいかねません!
 
そこで、良い評定をもらうために必ずしてほしいことは・・・
 
各教科担当に評価のつけ方を確認するこれにつきます!!!
 
 
当然ですが、各観点ごとの成績のつけ方を確認しておくことが大切です。
特に、第一観点は要確認です。提出しなければならない提出物を確実に出し、評価を落とさないようにしましょう。
 
また、各教科で定められている観点が異なります(国語は5観点あります)。1つの教科だけでなく、すべての教科で評価の基準や方法を確認することが理想的です。
 
 

▼塾のアドバイスを真に受けては危険!!

では、学校の評価方法を知った上で、塾からの進路指導について考えてみたいと思います。
 
いきなり結論ですが。。。
 
 
「学習塾のアドバイスを真に受けてしまっては危険です!」
 
 
なぜか・・・
 
 

理由1 "勉強"のプロだが"教育"のプロではない 

学習塾は”勉強のプロ”であり、「知識を教えるプロ」です。 
定期テストを分析し、様々なデータを蓄積(学校の先生ごとにデータを蓄積している学習塾もあります)することによって、試験でどのように点数をとっていくのかを中心に考えられた授業が組み立てられます。 
 
学習塾において、試験で点数をとることが最優先事項です。
なぜなら、点数こそが学習塾に対する評価になっていくからです。
 
”楽しい授業をする塾でも、試験で点数がとれなかったら学習塾にお金を払うことが嫌になりませんか?(特に保護者の方々)”
 
 
だからこそ、学習塾は点数をとることに全力を注ぐ”勉強のプロ”なのです。  
しかし、ここで考えて欲しいのは学校の評価方法です。学校の評価は4つの観点から評価されます。
 
その中には知識があるだけでは点数化されないものもあります。ここが、塾の弱点です。
 
「塾に通っているから自分は大丈夫」という考えから、学校の授業に前向きに取り組まない姿勢があると第1観点で大きな減点となり、定期テストで100点をとっても5の評価はつきません
 
塾に行っていて、学校の授業が簡単だと感じていても、前向きに取り組む姿勢を見せる必要があるのです!
 
 
 

理由2 進路指導の方法が危険

突然ですが質問です。学習塾の魅力は何ですか?何のために塾に通いますか?
 
 
答えは様々あるでしょうが、
 
 
「試験で点数をとるため」「良い学校に進級したい」
 
 
という2つの答えが多いでしょう。では、良い学校とは何でしょうか。
 
 
・偏差値の高い学校が良い学校?

・人気のある学校が良い学校?
 
 
学習塾は、偏差値が高く人気のある学校への進級を勧めます。
 
 
なぜか...その理由は簡単・・・学習塾は会社だからです
 
 
会社としての利益を優先的に考えた時に、良い商品を提供しなければなりません。そして塾にとっての良い商品とは、偏差値が高く人気のある学校への進級実績です
 
 
実績が高いと魅力的でしょ?偏差値が高い人気の学校に行けば勝ち組な感じがしますからね。
 
けれども…そこが危険なのです!!考えてください、
 
 
「本当に偏差値が高くて人気の学校に行くことが自分にとって大切なのでしょうか?」
 
 
学校を決めるにはたくさんのことを考えなければなりません。
 
 
通学時間
長い時間をかけて通学するのは時間の無駄でしかありません。通学時間を減らして、他のことに時間を費やした方が学生生活を充実させることができます。
 
 
自分のレベルと学校のレベル
学習塾に勧められたまま進級し、自分のレベルと学校のレベルにギャップがある場合、合格した時の喜びは格別でしょうが、よく考えてください。
クラスメイトは明らかに自分よりレベルの高い人たち、、、授業の内容がどちらに合わせて展開されるか分かりますよね?
 
 
他にもたくさん考えることはありますが、上記の2つをしっかり考えておかないと、入学してからが大変です。しかし、学習塾によっては実績が欲しいわけですから、よりレベルの高い学校に進級を勧めるでしょう。
 
では、学校ではどうか・・・もちろん本人の勉強のレベルを考えながら、進路指導が行われますが、一番大切なことは、
 
子どもにとって適切な学校選びです。
 
 
適切な学校とは、
 
・卒業まで退学せずに通学することができるか
・夢や目標に合ったカリキュラムが組まれているか 
 
 
など偏差値だけでは測れない部分を考えながら進路指導を行っていきます。だからこそ、学校は教育のプロなのです。
 
 

▼塾と学校どちらの進路指導を信じるか

学校と塾で進路指導の違いがでてきた場合、最終的に決めるのは自分です。進路を決定する時に必ず頭に入れておいてください。
 
「塾でこう言われたから」
 
 
という気持ちをリセットして、学校の進路指導にも耳を傾ける必要がある学校は教育のプロです。
 
一人一人に合った進路を提案しようとしてくれるでしょう。「学校がすべて」ではありませんが、塾でこう言われたからという気持ちがあると危険です。
 
 
自分に最も合った進路をじっくりじっくり考えながら、夢に向かって頑張ってください!!!!