こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。
学校で働いていると「部活動を辞めたいけど辞められない」と悩んでいる声をよく耳にします。
実際に部活動で多くの時間を取られてしまって本当にやりたいことができなかったり、精神的に参ってしまう生徒も数多くいます。
とはいえ、悩んでいる時間がもったいない。

部活を辞めたいなら辞めましょう!
本記事では「部活を辞めたいけど、辞めにくい」と悩んでいる方に向けて深掘りしていきたいと思います。
部活を辞めたいなら辞めれば良い
「部活を辞めたい」と思っていても、なかなか踏み出せないのが現実です。
一緒に頑張ってきた仲間、応援してくれている保護者、精一杯指導してくれる顧問…いろんな顔が浮かんできます。
しかし「部活を辞めるのが自分にとって良い」と思うのであれば、辞めるのが良いでしょう。

嫌々続けても自分の成長につながりません。
じっくり考えるのもいいですが、「部活は辞められる」ということを知り、その上で最善の選択をしていきましょう。
部活を辞めにくい理由は、どこにあるか
学習指導要領という学校の説明書において、部活動は「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」と位置付けられています。
学校の部活動において、強制的な参加を促すことは本来不可能なものなんです。

強制入部はもってのほか、退部を無理に引き止めることもできません!
生徒はこのことを知らないため、先生のいう通りにしてしまう傾向があります。
また、この文言を理解していない(または知らない)先生も少なくないでしょう。
強制参加や退部拒否は人権侵害
上記のように「生徒の自主的、自発的な参加」を無視するこということは「人権侵害」となります。
本来であれば「やってみたい!」と思った時に自由に参加でき、「他のことを頑張りたい」と思った時に退部できるシステムであるはずが…

今辞めたら全て無駄になるぞ!
などといった脅しのような言葉で退部を引き止められたりします。
しかし、部活に入っている生徒には「退部の自由」が与えられているのです。
これを無視して、何度もしつこく退部を拒否している先生は、「生徒の人権を侵害している」ともいえます。
「入部・退部の権利がある」ということをしっかりと理解した上で、自分にとって良い選択が何かを考えていきましょう。
部活を辞めたくても辞められない理由がある
部活を辞められるのはわかっていたとしても、なかなか辞められない現状があります。
環境・人間関係など具体的な理由はさまざまあると思います。
とはいえ、「辞めたくても辞められない」とズルズルいってしまっては自分のためになりません。
以下の部分では「部活を辞めたくても辞められない」と悩んでいる方の後押しとなれば嬉しいです。
部活を辞めにくい理由を考えましょう
まず「部活を辞めたくても辞められない理由」を自分自身が考えなくてはなりません。
部活を辞めるにあたって、
- なぜ部活を辞めたいと思っているのか
- 部活を辞めればより良い生活になるのか
- 部活を辞めたくても辞められないのはなぜか、誰が原因か
- 何が解決されれば部活を辞められか
以上のことをじっくりと考えた上で「部活を辞める準備」をしていきましょう。
これらを自分の中でまとめておかないと、

なんで部活を辞めるの?
と顧問の先生や友達などに聞かれた時、中途半端な受け答えしかできず、結果的に部活に残ってしまうことになりがちです。
部活を辞めた後の生活を具体的に想像しましょう
部活を辞めた後の生活を具体的に想像する(設計する)ことはとっても大切です。

部活を辞めたらダラダラできる〜
などといった、具体性のない計画では、辞めた後に後悔してしまいがちです。
なぜ後悔してしまうかというと、
・時間に余裕はできるが、することがない
・部活をしていた方が充実していたと実感する
・自分の居場所がなくなってしまう
以上のような理由で後悔してしまう人もたくさんいます。
また、結果的に元の部活動に戻りたくなり、罪悪感とともに部活に戻るなんてことも。
「部活を辞めたい」という漠然とした考えで辞めるのではなく、部活を辞めた後の生活をしっかりとイメージしておきましょう!
辞める勇気は必ず必要
部活を辞める勇気は必ず必要になります。
何事も、始める時より辞める時の方が難しいものです。
特に部活動に関しては自分一人の活動ではないため、何か行動を起こすには勇気が必要です。
この記事で説明してきたことをしっかりと自分で考え、勇気を出して自分の意思を伝えていきましょう。
部活を無事辞めることができれば、「勇気を出してよかった!」と思えるようになります。
部活を辞めて、後悔のないように
本記事では「部活を辞めたい」と感じている人向けに解説を行なってきました。
最初にも述べたように、制度上部活は自由に入部・退部することができます。
しかし、辞められない理由があるのも事実です。
どちらにしても。後悔のない選択をして下さい。
部活が嫌だと感じ、そして自分のためにならないと感じたなら、辞めることをおすすめします。
その上で、あなた自信が成長できる選択をしていきましょう!
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