傷つけるつもりはない!「友達に暴言を吐く子供」との向き合い方

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立ちすくむ男の子学級経営

こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。

たくさんの子供たちと関わる中で、友達に暴言を吐いてしまう子供は少なくありません。

うっとうしい!消えろ!

これはまだまだ序の口で、人として言ってはいけない言葉を口にすることも。

 

ババロア
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子供だからしょうがない。

と言われることもありますが、これは間違い。

子供大人に関係なく、暴言を吐かれたら辛いものです。

ババロア
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この記事はこのような方におすすめです!

・子供の暴言に悩む「保護者の方」

・子供の暴言に悩む「学校の先生」

本記事では「友達に暴言を吐く子供」との向き合い方について深掘りしていきたいと思います。
暴言を吐く子供、そして暴言を吐かれる大人の悩みが、少しでも減ると幸いです。

 

暴言を吐く子供との関わり方

握手する

先日、このようなツイートをしました。

「暴言」が当たり前の環境にいると、感覚がマヒしてきます。

暴言が出始めた頃は指摘していたものの、次第に暴言に慣れていき、暴言が当たり前に。

ババロア
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この子は、そういう言葉を発する子なんだ。

と、思うようになります。

 

しかし、これでは暴言を吐き続ける子供になってしまいます。

なぜ暴言を吐いてしまうのか?

を考え続けることが、子供の暴言を減らすとに繋がります。

 

「なぜ暴言を吐いてしまうのか」を考える

「そういう子ども」ではなく、「なぜ」を追求することが大切!!

その子供を注意して見ることから、関係づくりは始まります。

 

暴言を吐いてしまう子供のことを考えるとき、

・子供を取り巻く環境
・周囲との関わりが適切であるか
・愛情が不足していないか

上記3つを考えてみましょう。

「相手を傷つける」以外の、暴言を発する理由が見えてきます。

 

子供を取り巻く環境

暴言を吐く子供の環境を確かめてみましょう。

・学校などの人間関係
・家庭環境

この2つが、確かめるべき環境です。

ババロア
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立場によって確かめるポイントが変わります!

どちらにしても、学校と保護者が連携して関わりを持つことが大切です。

 

保護者なら、学校での人間関係を確かめる

保護者の立場の場合、学校での人間関係や友達との付き合いは適切か、確かめてみましょう。

・担任に様子を確認する
・子供の友達との会話を意識する

家庭では見えてこない人間関係に、原因があるかもしれません。

 

学校の先生は、家庭環境に目を向けましょう

学校の先生が気をつけなければならないのは「家庭環境」です。

 

家庭内での会話は見えにくいので、

・二者懇談を定期的に組む
・家庭訪問
・何気ない会話から異変に気づく
・友達からの情報

これらを意識して、家庭での状況を把握していきましょう。

見えてこない部分だからこそ、暴言の原因が隠されている場合があります。

 

周囲との関わりが適切であるか

暴言がコミュニケーションツールになっている子供もいます。

暴言を吐くことで、人との関わりを作ろうとしているのです。

 

注意すれば変わるんじゃない!?

と思っても、なかなか難しいのが現実。

その子供は、暴言でしか関わり方を知らないのです。

・暴言を吐いてきた時の反応で、相手にマイナスを伝える
・暴言以外のコミュニケーションに良い反応を返す

暴言に対する、こちらの反応がとっても大切です。

 

「暴言を吐く=反応してくれる」という考えを、変えていく必要があります。

暴言を吐かれても、冷静に反応していきましょう。

 

愛情が不足していないか

子供が愛情を感じれていないパターンがあります。

ババロア
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暴言を吐かれたら、愛情なんて注げない!

とはいえ、子供は愛情を求めます。

暴言を吐くことで、

・かまってもらえる
・反応してくれる

と、愛情に感じてしまう子供もいます。

これは、日頃から愛情に飢えていることも考えられるのです。

暴言を吐かれてムカつく!!

と感じてしまうのは仕方ありません。

私自身も、暴言を吐かれて怒りを感じるし、同時に寂しさを感じます。

 

しかし、相手は子供。

大人である私たちが、暴言の裏側にある理由を見つめていくことが重要になります。

 

暴言を吐く子供への「寄り添い方」が暴言を減らすポイント

座っている男の子

 

心が折れそうなときもあります。それでも関わってあげて下さい。

子供の暴言を減らすには、子供への寄り添い方を考えることが大切です。

暴言の原因を探らず、頭ごなしに注意するだけでは、暴言の数は増えるばかり。

 

ババロア
ババロア

なぜ、暴言を吐いてしまうのか?

という問いを常に持ちつつ、子供に寄り添っていきましょう。

そうすることで、徐々に子供との関係性が近づいてきます。

»返報性の原理(法則)でwinwinの関係!親切は倍で返ってきます

 

とはいえ、すぐには改善されません。

ババロア
ババロア

こんなに関わっているのに!!!

子供が落ち着き、暴言を止めるには時間がかかります。

そして、子供を変えようとすればするほど、変わらない苛立ちを覚えます。

学校の子供の暴言に悩む時期が、私もありました。暴言をやめない子供と、それに対して注意する私。めちゃくちゃしんどかったです。

関係性も悪く、それでも「指導しなければ」という思いから関係性は悪いものに。

 

当時の私は、

ババロア
ババロア

なんとしてもやめさせないと!!!!

という思いがありました。

そして、子供が暴言を吐いてしまう背景にまで目を向けることができませんでした。

 

しかし、あるとき「そもそも子供を変えるのは無理。まずは寄り添うことから。」と考えるようになり、子供の暴言に寄り添うように。

 

具体的には、

・暴言を吐いても反応しない(軽くあしらう)
・良い言動には過剰反応
・定期的に家庭訪問して、家での姿をチェック

徐々に関係性を作り、次第に暴言は激減。

ババロア
ババロア

暴言が0にはならなかったけど、表情は穏やかになりました!

教師と児童生徒という関係にこだわりすぎず、関わり続けることの大切さを実感した経験です。

 

子供の暴言に対してイライラしていた自分を変えてくれたのは、

・本が大切なことを教えてくれた
・相談できる同僚や仲間がいた

私の場合は上記2つが考えられます。

 

当時、嫌われる勇気という本を読んでいて「人は変えられるものではない」という考え方を目にしました。

自分がどれだけ頑張っても人は変わるものではなくて、それでも寄り添うことで気づいてくれることもある。

そう考えるようになってから、子供への関わり方が変わりました。

»【嫌われる勇気】アドラー心理学との出会いが人生観を変えた

 

また、相談できる仲間がいたのも大きな支えとなりました。

ババロア
ババロア

悩んでるんだ…

と言えるだけでも、悩みやイライラは解消されました。

現在は対話サロンというコミュニティに所属して、定期的に話ができる環境に自分から飛び込んでいます。

»ババロアが所属する対話サロンはこちら

 

子供の暴言に悩み、そして疲れてしまうこともあります。

そのような方に、本記事が参考になれば幸いです。

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