教員の働き方改革は学校だけではできない!「外部の力」を借りた教員の働き方改革を実践しましょう

スポンサーリンク
教育

f:id:nakahiyo:20190609073619j:plain

こんにちは、ババロアです!元学校教員が考える、教員の働き方改革について考えてみたいと思います。

 

ここ数年よく耳にするようになった「教員の働き方改革」

SNSを中心に「教員の働き方改革」についての声が上がるようになり、教員の勤務体制についての議論がされています。

 

先日、このようなツイートをしました。

 

今回はこのツイートを深掘りし「外部の力を借りた、教員の働き方改革のすすめ方」について考えてみたいと思います。

 

 

教員による教員だけの働き方はもう終わらせるべき

f:id:nakahiyo:20190609073644j:plain

「今までこうだったから」という言葉が多すぎて、改革がなかなか怒らないのが学校現場です!

学校で新しい働き方をしようとすると必ず出てくるのが「今までこの学校ではこのやり方しかしていない」という言葉。

 

この言葉によっていくつもの働き方改革がつぶされてきました。

私が実際につぶされてきた働き方改革を下記にまとめました。

・成績処理の完全データ化

→手書きと電卓で成績処理をしていたため、観点別評価を自動化するツールを作成したところ、「手書きの方が信頼できる」と使用を拒否される。もちろん成績処理に莫大な時間がかかる。

 

・部活動の土日完全休み

→主顧問として土日完全休みを打ち出すも、「今までそんな部活はない」と言われる。

しかし、保護者や子どもたちは土日休みに大喜び。

 

・登校指導廃止の提案

→勤務開始時間30分前から設定されている登校指導の廃止を提案したところ、「子どものために今までやってきた」という理由で登校指導を継続

 

上記3点が「今まで・・・」と言われ握りつぶされた働き方改革です(他にもまだありますが、主な3点をあげました)。

先生は、いくら効率悪い働き方であったとしても、今までの自分の働き方を正当化しようとするんですよね。

いくら非効率な働き方であっても、その働き方が残ってしまうのが教員の働き方なんです。 

 

教員の働き方改革は「外部の力」が必要です

学校が外部に目を向けると、教員の働き方改革が一気に加速します!

非効率な働き方が常態化している学校で、改革を起こすことができるのは「外部の力」です。

ここでの「外部の力」とは、給食指導や部活動指導の外部委託といった力ではなく、外部の働き方やノウハウを取り入れるということです。

 

具体的に学校が外部から取り入れるべきものをまとめます。

・会議の効率化

→ポータルサイト等を利用して連絡を行うことで、学年会議や職員会議の時間や回数を大幅に削減することが可能です。

 

・成績処理等の効率化

→紙媒体で処理するものが多すぎて、処理にとてつもない時間がかかります。

処理システムなどを導入して、業務の簡略化が必要です。

 

・勤務時間に対する意識向上

→管理職だけでなく、職員一人ひとりが勤務時間に対する意識を向上させる必要があります。

 

上記のように時間に対する意識(生産性)を高めることで、自ずと教員の働き方改革が進みます。

学校の仕事の生産性を高めるには、今までの教員の働き方やシステムでは不十分です。

外部で取り組まれている働き方やノウハウに目を向け、業務の改善を行っていく必要があるのです。

 

教員全体が外部の働き方をしっかりと意識するようになれば、生産性が上がり、内部から働き方を改革することができるのです!

 

「どのようにして外部を意識する」かがポイントです

f:id:nakahiyo:20190609073731j:plain

どのようにして外部を意識するのかを考えてみましょう。

外部を意識してもらうためには、教員だけではどうにもなりません。

「外部を意識した教員の働き方改革をすすめる方法」をまとめます。

・外部の人材を外部講師として依頼

→予算の関係や、本業の関係で講師として来ていただくのは難しいですが、知り合い等に依頼してみるのも良いでしょう。

ぜひ、「子どものキャリア教育」ではなく「教員の業務改善」をテーマに話してもらいましょう。

 

・読書

→ビジネス書を読むだけで、外部に触れることが可能です。

特に現在は非常に有益なビジネス書が出されているので、外部のビジネス観身に着けるのに有効です。

 

・外部の友人と交流する

→教員という仕事をしていて、困った時に相談するのは「教員」ではなく「外部の友人」です。

同じような方法で業務を行っている教員同士相談していては、リノベーションが起こることはないでしょう。

外部の友人に相談し、技術やノウハウを盗みましょう。

 

上記3点が外部とつながるためのポイントです。

おすすめビジネス書

 

GoogleやAmazonという大企業も、課題研修や課題図書を設定して外部のノウハウを社員に浸透させています」!!

あなたに合った(できる)方法で外部の力を借りる必要性は理解できましたか。

「外部の力」とさんざん言っていますが、「教員=世間知らず」ということを主張したいのではありません。

そもそも「仕事の効果的な進め方」についての研修ってほぼありませんからね。

学校の働き方に外部のエッセンスを加えることで「教員の働き方改革」が起こりやすくなるということをしっかり理解しておくことが大切です。