新任教員が勤務初日から始業式までにすべきこと【挨拶から仕事内容まで】

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教育

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昔から「先生になりたい」と思っていたけど、実際働き始めると何をすれば良いか分からない。ワクワクするけど不安も大きい!!

 

教員として採用されると、この前までは学生だった人も「先生」と呼ばれ、教師として働いていくことになります。

 

教師という仕事に憧れ、目標に向けて頑張ってきた人も多いと思いますが、実際に学校で働き始めると「どうすればいいんだろう。。。」と不安になることも多々あると思います。

 

この記事では「勤務初日から子どもが登校するまでに新任教員がすべきこと」についてご紹介していきたいと思います。不安と緊張でいっぱいの新任の先生方の参考になれば嬉しいです。

 

この記事について
・新任教員に向けた記事です。
・新規採用後の1学期間をどう過ごすべきかが分かります。
・新任の不安が少しでも解消されると嬉しいです。

 

 

学校現場にようこそ! 

採用おめでとうございます!!

最近では学校教員の働き方や待遇について問題視されることもありますが、「教員」という仕事は本当に魅力のある仕事です。

 

子どもたちとの日々の関わりの中で教員自身が学ぶことも多くあり、毎日が新鮮で勉強になります。また、先輩教員から学ぶことも多くあり、時には人生観が変わることもあります。

 

是非、「先生」という仕事を楽しんでください!先生自身が楽しんで仕事をすることが自分にとっても、子どもたちにとっても大切なことです!!

 

新任の先生の働き方

4月1日になって辞令が交付されれば誰が何と言おうと「先生」です。

勤務初日から大人からも子どもからも「先生」と呼ばれる毎日が始まります。

 

緊張することも、気を遣うこともあると思いますが、そんな素敵な毎日を楽しんでほしいと思います。どれだけ立派な先生も、元は同じ「新任教員」ですからね!

 

それでは、辞令が交付されてからの新任教員の働き方や心構えをご紹介します!参考にしてください!

 

新任教員が1日目または2日目にすべきこと

辞令が交付されれば、定められた勤務校に出勤します(自治体によっては順序が逆の場合もあります)。

 

「職員室の自分の机で仕事開始!!」となりますが、おそらく初日は何もすることがありません(というより、何も出来ることはありません笑)

 

部活動に所属する子ども以外は学校に来ていないでしょうし、そもそも先生も年休をとられている方が多いため、静かな学校に出勤する可能性もあります。

 

「無理に仕事をする必要はありません。」

 

仕事を頼まれた場合はその作業をしていけば良いですが、無理に仕事をしなくても構いません。では、何をしておくべきか…

 

学校の中を探検する

全ての教室を覚える必要はありませんが、各学年のフロア・保健室・体育館くらいは覚えておくと良いでしょう。

忙しくなってからゆったりと探検することはできないので、比較的落ち着いている1日目か2日目にはしておくといいですね!

 

教科の先生の名前を覚える

職員名簿が配られた場合は、同じ教科の先生または担当学年の学年主任の名前を覚えておきましょう。

 

今後、同じ教科の先生と学年主任と関わることが多くなってきます。

学校の規模にもよりますが、可能であれば覚えておくと便利です(最低限目を通しておきましょう)。

 

管理職の名前は、、、、後々覚えればOKです(笑)

管理職は「校長先生」「教頭先生」と呼べば済みますからね!

 

話しかけやすいオーラを出す

同僚の先生方に自分から挨拶できればしておきましょう。

もし挨拶しづらい場合は「話しかけやすいオーラ」を出しておくとOKです!

 

学校の先生は基本的に世話好きな人や話し好きな人が多いです。

「話しかけやすいですよ~」というオーラを出しておくと、多くの先生が話しかけてくれます(ババロア調べ)。

しっかりと話しかけやすいオーラをだしていきましょう!!

 

辞令交付から1学期が始まるまでにすべきこと

 

勤務開始から2.3日経つと忙しさがかなり増してきます。

所属学年が発表された後、「まもなく子どもたちが来る」ということで事務作業含めてかなりの業務をしていかなければなりません

 

始業式までの主な作業

・クラス分け最終調整
・名簿作成
・要録仕分け
・教室準備
・名前シール貼り
・始業式準備
       などなど…

 

主にこのような準備をしていくのです。これ以外に加えて学校独自の準備があるため、かなり忙しくなるのが分かってもらえると思います。

 

この期間は学年主任等の先輩教員の指示に従い、始業式に向けて準備をしてください。

初日の静けさはなくなり、学校全体で一気に準備をしていくので、本当にバタバタします。

 

所属学年の先生方の名前を覚えながら学年作業を進めていきましょう!

早く学年集団に馴染めるかどうかで仕事のしやすさは変わりますからね!

 

1学期が始まり子どもたちが登校してきたら

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春休みが終わり、いよいよ子どもたちがやって来ます。

先生方もドキドキしているでしょうが、子どもたちはもっとドキドキして登校してきます。

 

「担任の先生はだれだろう。」

 

「学年の先生はどんな先生かな。」 

 

 

不安と期待を胸に学校に来ます。

 

新しい先生に対して人懐っこい子もいれば、冷たい目で見る子もいるかもしれません(「嫌い」とかではなく、恥ずかしがっているだけです)。

 

どんな反応もしっかりと受け止めてあげてください。

 

様々な反応に先生が動揺してしまうと、子どもたちは先生に対して不安を抱いてしまいます。

「全員の名前を覚えよう」「自分の名前を覚えてもらおう」と意気込むのはとっても良いことですが、それだけに集中せずに子どもの反応や感情に寄り添ってあげるようにしてください。まずは安心して話せる先生と思ってもうことが大切です!

 

新任の先生に覚えておいてほしいこと

ババロア(当ブログ筆者)は教員として働いているとき、3つの学校で勤務しました。

 

それぞれの学校で大切にしていることが大きく変わり、教員や学校の雰囲気も学校によって大きく変わります。人権教育に力を入れる学校、生徒指導に力を入れる学校、学習指導に力を入れる学校、、、それぞれの良さがあり、たくさん勉強させていただきました。

 

そこで、新しく学校現場で働く新任の方に覚えてほしいことは「違和感を持ち続けてほしい」ということです。

 

「学校に違和感を持つ」というとあまり印象が良くないイメージですが、実は学校現場は昔からの思想を大切にしすぎる風潮があります。

 

新しい風を取り入れることを嫌い、そのため不必要な習慣や伝統も残ってしまっている場合もあります。

 

私が学年主任をした学年の先生方には「違和感があればすぐに伝えるように」とお願いしていました。私自身違和感を持って仕事をしていても、数年間その環境で仕事をしていると、違和感が薄れてしまうのです。

 

その点、新任の先生方はフラットな目線で現場を見ることができます。

違和感を感じることも多くあるでしょう。

 

その違和感を忘れないでください。

 

すぐに学校を変えることは難しいかもしれませんし、その違和感が正しくないかもしれません。また、その違和感について口にすることも難しいかもしれません(仲の良い同僚がいたり、学校に慣れてくるとできるかもしれませんが)。

 

しかし、その違和感はこれからの教員としてのあなたを作るのに必要な要素となってくるでしょう。

 

是非、みんなのためにも新しい風を吹かせてください。

 

「子どもが通いたい学校。保護者が通わせたい学校。教師が働きたい学校。」

 

教員が目指すべきところは、このすべてを達成することです。

それには新任の先生方の違和感が必要になるのです!!

 

自分を大切にしながら先生という仕事を精一杯楽しんでくださいね!

 

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