前置詞 to と for のイメージを覚えて英語力アップ【ネイティブ感覚の英会話】

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こんにちは、ババロアです。今回は似ているようで全然違う、toとforの使い分けを英単語のイメージからマスターしていきましょう!。

※下記のページを読んでいない方は、先に呼んでから本記事に進んでいただけるとより理解しやすくなります。。

英語のイメージを掴んで暗記勉強を脱却【イメージを理解すれば英語に暗記は不要です】 – べんブロ

 

今回は、英語を使っていると度々登場する to と for のイメージを説明していきたいと思います。

英会話の中でも数多く登場する英単語ですので、この2つのイメージを理解しておくことで英語力アップ間違いありません。

 

この記事について
・toとforのイメージを理解することができます。
・toとforを使った表現に強くなれます。
 
 

  

toとforの使い分けをしていきましょう

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まずは下の問題を考えてみて下さい。
(         )内には to か for どちらが入るか答えなさい。また選んだ理由も答えなさい。
 
① I gave a soccer ball (  )  my brother.
 
② I bought a soccer ball (        )  my brother.

 

 toかforどちらが入るのか分かる人は少なくないでしょう。

しかし、選んだ理由まで答えるとなると難しいのではないでしょうか。

 

ちなみにここで問われている「理由」とは「動詞がgaveだからルール上〇〇が入る」という意味での理由ではありません。

 

「toには(またはforには)・・・なイメージや意味合いがあるから選んだ」という理由を説明してほしいと思います。

 

それでは、toとforのイメージを勉強しながら「英単語が選ばれる理由」を確認していきましょう。

 

 toアイメージ

toのイメージについては前回の記事で触れています。
まだ読んでいない方は、ぜひお読みください。
toのイメージはとてもシンプルなもので、ずばり矢印を表します。
 

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「矢印の方向の目的地に到達している」というイメージを持ってください。
その中でも到達しているという部分が特に大切になります。
このイメージをふまえて for のイメージを見てみましょう。
 

 forのイメージ

 まずは for の意味から確認しましょう。
forは「~に(向かって)」「~を目指して」という意味でよく使われています。
 
toとforのイメージはよく似ているのですが、大きく異なる点があります。
まずはイメージを見てみましょう。
 
 
《 forのイメージ 》
 

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toとよく似ているのがよく分かりますね。(矢印向きは関係ありません)
 
しかし to のイメージとは大きく異なる点があります。
それは、実線ではなく点線だということです。
 
実線で表すことのできる to は「目的地に到達している」イメージです。
 
一方 for のイメージは点線で描かれています。
 
 
点線のイメージである for は、
「目的地に到達しているかは不明だが、目的地に向かっている」
という意味になるのです。
 
この to と for のイメージの違いをしっかりと理解した上で先ほどの問題をもう一度見てみましょう。
 
(         )内には to か for どちらが入るか答えなさい。またその理由も答えなさい。
 
① I gave a soccer ball (  )  my brother.
 
② I bought a soccer ball (        )  my brother.
 
答えは、
 
 
① I gave a soccer ball to my brother.
「私は弟にサッカーボールをあげた。」
 
② I bought a soccer ball for my brother.
「私は弟にサッカーボールを買った。」 
( )の中に入るのは、上記のようになります。 
 
先ほど説明したイメージから、その理由を考えていきましょう。
 
① gaveという単語は「あげた」という意味の動詞です。ということは、サッカーボールは弟の手に渡っているのだから、「目的地に到達している toが適切なのが分かりますね!
 
② boughtという単語は「買った」という意味の動詞です。この英文では「買った」とい意味しかなく「サッカーボールが手渡った」という意味は含んでいません。ということは、「目的地に向かっている forがより適切な単語となります!
 
イメージできましたか?
このように、イメージをしっかりと理解することで暗記を減らしていくことができるのです!!
 

toとforを使った表現の紹介

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toを用いた表現

  • go to ~「~に行く」
  • get to ~「~に着く」
  • come to ~「~に来る」
  • give A to B 「AをBにあげる」
  • show A to B 「AをBに見せる」
  • read A to B 「AをBに読んであげる」
  • teach A to B 「AをBに教える」

すべて目的地に到達する矢印のイメージを持っているのが分かりますね。

 

forを用いた表現

  • go for ~「~に向かう」
  • look for ~「~を探す」
  • leave A for B「AをBに向かって出発する」
  • make A for B「AをBに作る」
  • cook A for B 「AをBに料理する」
  • buy A for B「AをBに買う」

目的地に到達していない点線の矢印が見えてきたと思います。

 

イメージをつかむことで to と for の使い分けのミスは大きく減ります。

英語の文章を読むときだけでなく、英会話の際にもイメージを頭の中に入れながら会話をすることで、よりネイティブに近い感覚で会話することができます。

暗記英語の脱却を目指して、まずは to と for のイメージを頭の中に入れておきましょう。