こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。
中学校や高校の先生には「部活動」という仕事が付きまといます。
特に、学生時代に部活動に打ち込んでいない先生にとっては不安要素の1つではないでしょうか。
本記事では、
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・先生は土日休みがあるのだろうか
・強制的に部活をさせられているのか
・先生になりたいけど、休みがほしいな
このような「部活動」に関する悩みについてお答えしていきます。
・先生の勤務時間を確認
・強制ではないが、先生が部活をする理由
・部活の負担を減らすためにすべきこと
当ブログの筆者である私は、運動部を持ちながら、土日の部活動を年1〜2回だけの運用で時間を捻出しておりました。
以前にも部活に関する記事を書きましたが、これは「子供・保護者向け」の記事でした。
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本記事は「先生向け」の記事となっております。
大規模校と呼ばれる学校で学年主任をしながら、休日出勤や残業を極限まで少なくした私が解説します。
部活動は教員の負担となっているのか
部活動が先生の負担となっていることは明らかですが、データを元に確認していきたいと思います。
また「部活動の負担」を軽減するための部活との向き合い方について解説していきます。
先生の勤務時間を確認
まずは先生の勤務時間について見ていきたいと思います。
具体的な勤務時間は給与負担者である各都道府県及び政令市の条例等によ って定められる(※1)が、労働基準法第32条において、
○ 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超 えて、労働させてはならない
○ 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1 日について8時間を超えて、労働させてはならない
と規定されており、教育公務員はその制約を受ける
つまり、働く自治体によって若干の違いはあるものの「1日7時間45分勤務が基本」となります。
ちなみに7時間45分勤務した時の休憩時間は45分となります。
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8:00始業で16:30退勤だね!
勤務時間についてもっと詳しく知りたい方は【ブラック公務員】教員の勤務時間を「法律」と「現実」で解説を参照ください。
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部活動の時間に違和感
上記の勤務時間を見て違和感を感じませんか?
16:30に退勤するのが基本である教員ですが、学生時代の部活動の終了時間を思い出して下さい。
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だいたい18:30に終わっていました!
つまり、勤務時間を大幅に超えて「部活動」をしているのです!!!!
ちなみに教員は残業代がつかないため、超過勤務分のお金はもらえません!!!
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ええええ!!サービス残業なの!?
法律的には17:00に帰れるはずなのに、定時を超えて部活動の指導している分のお金はもらえません。
当たり前のようにサービス残業をさせられている(している)のです。
また、この「当たり前のサービス残業」の原因は給特法という法律のせいだとも言われています。
『給特法』について詳しく知りたい方は【ブラック】教員に残業代が出ないのは「給特法」という法律のせいをご覧ください。日本の教員がいかに法律に苦しめられているのかが分かります。
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強制ではないが、先生が部活をする理由
世間一般的には「部活動は先生の仕事」と考えられているますが、実は部活動は先生の仕事ではありません。そして、管理職から強制することも基本的にはできません。
では「強制ではない部活動を先生がする理由」を考えていきましょう。
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勤務時間を超えてする理由がわからない…
先生が、勤務時間を超えてまで部活動を指導する理由をまとめます。
1.部活をするのが当たり前の雰囲気だから
2.周りの先生が部活をやっているから休みにくい
3.管理職に部活をするように言われている(残業強制は違法)
4.部活を指導するのが楽しい
このような理由が、先生が部活を止められない原因となっています。
ここで覚えておきたいのが、
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管理職は残業や休日出勤を命令できない
ということです。
つまり、勤務時間を超えて部活動の指導を命令することはできません。
部活動の顧問を断り辛いのは、「部活を断り辛い雰囲気」的な部分が大きいのです。
部活の負担を減らすためにすべきこと
では、先生自身が部活動の負担を減らすために何ができるのでしょうか。
運動部を持ちながら「部活動の残業や休日出勤を極限まで減らした」私の実践も踏まえて説明します。
・年度はじめに部活動の顧問を断る
・顧問になって土日の練習を全て休みにする
上記2つがポイントとなります。それぞれ解説していきたいと思います。
年度はじめに部活動の顧問を断る
部活動の顧問を依頼される3月〜4月に部活動の顧問を断る方法です。
この方法で顧問を断ることができれば、1年間部活に苦しまなくて済みます。
しかしながら、心理面で1番キツイのがこの方法。
・部活顧問を断る理由を用意しておく
・法律的根拠を知識として持っておく
気持ち的な余裕を持つために、上記2点を抑えておくと良いでしょう。
また、ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合うを読んでおけば部活動を断るための知識を十分ゲットすることができます。
精神的ガード、法律的知識を持った上で交渉に当たりましょう!
顧問になって土日の練習を全て休みにする
これは私自身が実践していた方法です。
順序としては、
・部活動の顧問に就任する
・部活動開始とともに、土日の練習はしないことを伝える(子供にも)
・土日の練習をしない理由は必要に応じて伝える
・平日の練習はほどほどに参加する
このような順番で進めると、かなり部活に費やす時間を抑えることが可能です。
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ポイントは「説明力」です!
とはいえ、土日の部活を休みにする理由は必要で、いきなり休みにすると反感をくらいます。
だからこそ「休みにする理由」を準備して伝えましょう。
そうすることで、反感はかなり抑えることができます。
ただし、子供たちに給特法などの法律面の話をしても通じません。
家庭的な理由・土日の練習をするデメリット・過度な練習の不必要性などを伝えて、土日の練習を止める理由を伝えるのがポイントとなります。
部活動は教員の負担となっている!!
部活動は、間違いなく先生方の負担となっています!!
これを解消するために考えるべきことは「現場レベルで何ができるか」です。
本記事を参考にしていただき、先生方の負担が少しでも減ることを願っています。
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