子どもが悩みを話しやすくなる取り組み【先生から話す学級経営】

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話し合いをする学級経営
ババロア
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こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。

「子どもが話をしてくれない」と悩んでいる先生に向けた記事です。

「なんでも話せるクラス」って素敵ですよね!

嬉しいこと、辛いこと、悩んでいること…いろんな感情を共有できる仲間はかけがえのないものです。

 

特に担任は、「困った時には自分に相談してほしい」という思いを持っています。

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私も教師駆け出しのときは、自分に頼って欲しいと思っていました。

しかし、実際は「子どもがあまり話してくれない」と悩む日々。

 

そんな「先生にとって話しやすい人になりたい」と思う先生にとって、参考となる取り組みを紹介していきたいと思います。

ということで、本記事では「子どもが悩みを話しやすい先生になる方法」を解説していきたいと思います。

 

「子どもが悩みを話しやすい先生」になるには

考える

学校生活において担任の先生は一番頼りがいのある存在です。

嬉しいことがあったら聞いてほしいし、悩んでいることがあれば聞いてほしいし…。

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私も子どものころ、担任の先生は特別な存在でした。

多くの人がそう思っていたし、今の子どもたちも同様の考えを持っています。

 

そんな特別な存在の先生からしても、目の前の子どもは特別な存在であり、「悩んでいること」があれば解決してあげたいですよね。

悩みを解決するには、「悩みを聞く」ことから始めなければなりません。

だからこそ、先生は悩みを相談しやすい存在であってほしいと思います。

 

子どもが話しやすいのは、よく話してくれる先生

子どもが話しやすい存在ってどんな人でしょうか?

悩みや自分のことを話しやすい先生の特徴をまとめてみました。

・自分の話を受け入れてくれる
・表面上ではなく、本質で話をしてくれる
・信頼関係ができている

子どもは、上記のような先生に悩みを相談します。

 

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大人でも一緒ですね!形だけの話をする人に本当の悩みは相談できません。人気者でも、表面的な関わりをする人には、悩みを相談できません。

 

信頼関係を築く、そして本心から話をしてくれる先生だと認めてもらうには、自己開示じこかいじがおすすめです。

先生自身が「自分のことを語る」ことによって、子どもたちは自ずと自分のことを話し始めるのです!

 

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先生から「自己開示」を率先的にしていきましょう

自己開示とは、「嘘偽りない自分の情報を相手に伝える」という行為です。

悩んでいることはない?先生に話してみてくれる?

先生の仕事をしていると、相手の悩みを引き出そうと声掛けをします。

けれども、黙り込んでしまったり、ごまかそうとする子どもも多くいるのです。

 

このような状況を経験したことのある先生は

「自分は子どもたちに心を開いて話しているか」

を再確認してみてください。

先生自身は、子どもたちに悩みを話していますか?自分だけの心にとどめていませんか?

 

ババロア
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私も担任時代、弱みをみせないように虚勢をはっている時期がありましたが、そんな先生には子どもたちも弱みを見せてくれないのです。

 

先生が心を開いている分、子どもたちは心を開いてくれます。

だからこそ、先生自身が「自己開示」が大切です。

 

自己開示による返報性の原理という人間の心理があります。

だれかに親切にされたとき「そのお返しをしなければ」という気持ちが湧きあがる心理

上記のような気持ちが、返報性の原理です。

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自己開示においても、同じような心理が働くのです。

 

自分のことを話してくれる先生には、自分のことを話したくなる!

これが自己開示における返報性の原理です。

つまり、先生が自分のことを本心から話せば話すほど、子どもたちは先生に話しやすい印象を持つようになっていきます。

 

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自己開示をするための取り組み

自己開示をするための、具体的な取り組み紹介していきます。

・自己分析
・自己理解
・自己開示

この3点を軸に取り組んでいきましょう。

 

まずは「自己分析」をして「自分を知る」ことが大切

自己開示をするには、自己分析をしなくてはなりません。

たしかに、自分のことが分からないのに、自己開示はできません。

まずは自己分析をして、「自分とはどういう人間か」を理解しましょう。

 

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次に自己開示をしていくのですが、私は毎学期取り組んでいたことを紹介します。

自己分析によって、「今子どもたちに伝えたいこと」をメモに書き出す

「なぜ」その内容を伝えたいのかを考える

伝えたい内容が固まってきたら、文章にしていく

文章が完成したら、同僚に聞いてもらう

同僚からのアドバイスや質問を参考に、文章を改善していく

子どもたちに自己開示をする

このように「目の前にいる子どもに伝えたいことを意識して、伝えたいこと」を言葉にしていく取り組みを毎学期していました。

ババロア
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私の取り組みが返報性の原理につながっているなんて、当時は思っていませんでした!

 

自己開示のタイミングは、「ここだ!」と思ったタイミングでOKです。

ちなみに私は「学級開き・新学期の1週目か2週目」は必ず自己開示を行っていました。

 

自分の家族のこと・最高に楽しかった(悲しかった)経験・今の仕事について等…自分が話したいことや子どもたちに話してほしいことを見極めながら、テーマは考えていました。

ババロア
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なかには話しにくい内容(プライベートなことなど)もありまりましたが、自己開示してみると、すんなり受け入れてくれる姿もありましたよ!

 

ただし、話したくないことを無理に話す必要はありません。

自分の伝えたいことをしっかりと分析して、できる範囲で自己開示をしてください。

 

先生が話すことで、子どもが話しやすくなる

このように、私自身「自己開示の取り組み」をしながら学級経営を行っていました。

自己開示の方法はさまざまです。

・学活の時間を使う

・朝の会や終わりの会

・学級通信で伝える

「ここぞ!」という場面で、先生らしい伝え方をしてください。

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作った原稿を見ながら、そして緊張しながらでも、自己開示をすることで、子どもたちの心に響きます。

 

そして、その姿や話を聞いた子どもたちは、自分自身の話をするようになっていくのです。

 

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「自分のことを話してくれる先生」は、悩みを相談しやすい存在です。

まずは、先生から自分のことを話してみましょう!

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