こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。
前回の記事で、文科省が進める!学校の「GIGAスクール構想」とはという学校教育の大きな動きについて解説をしました。

ざっくりまとめると、学校に1人1台のICT端末を導入する、といったものです。
「Apple iPad」と「Chromebook」の2機種が圧倒的に人気ですが、これらを筆記用具のように利用していくのが狙いです。
»【最新版】教員におすすめのiPad!生産性爆上がりで業務効率化
魅力的な流れですが、

問題点もありまくり!
というのが現状です。
特に導入して間もない今、
・子どもたちのトラブルが増えた
・そもそも使いにくい!
といった問題点やデメリットが浮き彫りになってきました。
ということで、今回は「GIGAスクール構想の問題点(デメリット)」について考えていきいたいと思います。
教員や学校の負担
GIGAスクール構想の実現で、教員や学校の負担は間違いなく増えます。
新しい制度やシステムが導入されることで、教員の負担が増えるのは仕方ありません。

マイナス面を事前に把握しておきましょう!
問題点やデメリットを把握することで、事前の対応や想定ができます。
本記事の内容を想定しつつ、「何ができるか」「何が必要か」を考えていきましょう!
タブレットやPCの使い方がわからない
タブレットやPCを仕事で使っていたとしても、それを「学習目的」で使うとなると、また別の話です。

同じICTでも、使い方が違えばわからなくなります!
長らく「チョークと黒板」を使った指導を続けてきた学校教育において、この問題点は当然出てくるでしょう。
日本または世界の動きを見たときに、ICT端末を教育に使う(そして活用する)動きが加速しています。
そして、

タブレットを使う方が勉強しやすい!
という感覚が当たり前になってきます。
「ICTが活用できる場面」と「チョークと黒板が有効な場面」をしっかりと見極めつつ、ICTを活用した教育を楽しめる知識や技術を身につけていきましょう。
オススメ書籍
児童・生徒の子ども間のトラブル対応
子どもたちがインターネットに繋がることで、トラブルが増えるのは間違いありません。
大人ですらSNSトラブルがある世の中、子どもがトラブルを起こさないということは、考えられにくいですよね。

もちろん、このトラブルに対応するのは教員の役割。
「ネットのトラブル対応は家庭教育が大切だ!」といくら言っても、目の前のトラブル対応は教員が行います。
実際に「GIGAスクール構想による生徒トラブル」も増えてきました。

特に子どもたちが落ち着かない学校は大変!
「すぐに導入しなければ!!」と無理に導入を進めるのではなく、スモールステップで活用していくようにしてください。
短期的目線ではなく、長期的目線で
先生の多忙かが深刻な日本において、GIGAスクール構想による仕事が増えるのは間違いありません。

短期的な目線で見ると、
・ICTの知識を身につける
・生徒のトラブル対応
といった「教員や学校の負担」は考えられますが、ICT機器やインターネットが導入されることで、業務の効率化や教育効果アップが考えられます。
導入したての頃は大変かもしれませんが、長期的目線で「新しい学校教育」の基盤を作るための一歩として行きたいですね。
システム面も問題点あり
システム面での問題点やデメリットもあります。
GIGAスクール構想の主な狙いとして、「学習・校務効率化」の2つが挙げられますが、まだまだシステムが整っていないのも現状です。
学習システムは進んでいる方
しかし、学習面においてはGoogleやappleをはじめとする、世界的な企業が開発を行なっているため、校務よりも発展しています。
また、日本のサービスとしてロイロノートなどの学習システムも導入事例が増えています。
今後、GIGAスクール構想が進んでいく中で、大きく進化していくことでしょう。
校務システムはまだまだ
一方で、校務支援システムはまだまだ進んでいません。
コドモンなどといった、校務支援システムの導入例も増えていますが、こちらはまだまだです。
・データのクラウド管理
・オンライン会議システムの活用
・メール等の連絡システムの活用
などといったオンラインシステムを活用しつつ、先生たちの働き方改善につなげていきたいですね。
また、先行事例を共有しつつ、学校が積極的に外部と連携し、今後発展させていく必要があるでしょう。
GIGAスクール構想の問題点と向き合う
というわけで、今回はGIGAスクール構想の問題点やデメリットについて考えてみました。
改革にトラブル対応はセットです。

とはいえ、日本の学校教育が一歩前に進みました!
「児童・生徒に1人1台のタブレット(PC)端末」という、大胆かつ効果的な教育改革を進める学校教育。
»文科省が進める!学校の「GIGAスクール構想」が目指す教育
改革を進める学校教育に携われることを嬉しく感じるとともに、その基盤を作っていきましょう!
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