こんにちは、ババロアです!塾講師・教員歴10年以上。特別支援学級担任から学年主任まで、さまざまなポジションを経験してきました。
コロナによって社会システムが大きく変化する時代、学校の教育システムもその1つです。
従来のチョーク&トークの授業から、ICT(情報通信技術)を活用した授業に変わるべく、文科省が打ち出したGIGAスクール構想という計画。
今回は、このGIGAスクール構想について”知る”という記事です。これからの学校教育はどう変化していくのでしょうか。
GIGAスクール構想とは?
GIGAスクール構想とは、文科省が打ち出した新しい教育構想です。
このような流れを日本全国の学校で作っていくのが、GIGAスクール構想です。
これからの社会を生きる子供たちは、PC及びタブレット端末と触れることなく生活していくことが難しい世の中です。そして、その流れは今後ますます加速されていきます。
みんなが通る義務教育の中で、GIGAスクール構想は大きな可能性を秘めているのです。
GIGAスクール構想のポイント
GIGAスクール構想を語るには、5つのポイントがあります。
これらのポイントを確認することで、これからの学校教育の流れがわかります。
学校で高速通信が可能に
学校内で高速通信が可能になります。
今までの学校では「PCルーム」などの専用の部屋でしかインターネット通信ができませんでしたが、GIGAスクール構想では無線LANでの高速通信が可能になります。
ブラウン管のとても重たく、びっくりするくらい大きなテレビが現役の学校において、この進歩は大きな進歩です。
また、なぜ高速通信システムが必要になるかと言うと、
・オンライン授業の環境整備
・動画教材を用いた授業
上記2点が主な理由になります。
特に一斉休校(2020年)の影響は大きく、学校が休校になったとしても、オンラインを通して学習できる環境整備が一気に進められました。
ICT機器の充実
ICT機器が1人1台整備されます。
使用される端末は自治体によって異なるため、全国一律ではありませんが、大体2種類に分類されることが多いです。
・Chromebook
・iPad
上記2機種が人気の端末で、子供の使いやすさを重視して人気のデバイスです。
特にChromebookが人気の印象です。
Googleとの相性が抜群で、クラウド連携や協働学習の進めやすさがその要因です。
クラウド上で学びを深める
GIGAスクール構想では、クラウドの学習活用を薦めています。
この辺りはGoogleの学習ツールが優秀で、クラウドによる同時編集やファイル共有が活用されています。
Google Workspaceを一斉に導入する自治体もあるため、
・複数メンバーで1つのスライドを作成する
・複数メンバーで1つの資料を作成する
・オンライン会議ツールを使って、オンライン授業を進める
これらは近未来的ではあるものの、GIGAスクール構想が進んだ日本の学校においては、十分実現可能となっています。
校務もGIGAで進化する
USBやFAXが当然のように使用されている学校業務も、GIGAスクール構想で効率化を図ります。
文科省は「校務支援システム」の導入・運用を想定し、校務もクラウドが基盤となり、教員の業務効率化や負担削減を狙っています。
教員の残業は45時間以内!?学校の働き方改革と実態について解説のような動きもあるため、先生の働き方にも注目ですね。
ICTの活用スキルを磨く
小学校で実施される学習指導要領(2020年度から)には「情報活用能力の育成」や「ICTを活用した学習活動の充実」が記載されています。
つまり、ICTを「教員が使えるようになる」のはもちろんのこと、「子供が適切に使えるようになる」こともポイントになります。
ネットトラブルが急増している現代において、これらの能力は必要です。
また、情報が溢れるインターネット社会において、情報を適切に理解し、活用する能力も大切になります。
これからの社会構造を踏まえると、学校で「ICTの活用スキル」を身につけることは当然の流れだとわかりますね。

GIGAスクール構想で学校が「新しい時代」に
以上がGIGAスクール構想のポイントになります。
インターネットが当たり前の世の中、学校がこれらの動きを取るのは当然のことでしょう。
というか、今までが時代に取り残されていました。
こんな感じで、教育のアップデートをみんなで楽しんでいきたいですね。
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